入学要項
お次は、欧米ではよく耳にするRecommendation(推薦状)です。第三者によって自分の人となりを書いてもらいます。また、ただその人の特徴を書くのではなく、希望する大学にその人が入学することはふさわしいと思うか、その理由は何故か、しかもそれを英語で書いて頂く訳なので我々外国人からするとこの時点で気が遠くなりそうです。ただ人選さえ進めれば、あとは申請者で何かをすることはないので(=こちらでどうすることもできないので)ここはグッと耐えて頑張りましょう。
また、バークリーオンラインでは推薦状の提出もオンライン上で行われます。Applicant portalにて選んだ二名の氏名とEメールアドレスを入力すると、そのアドレスの元へ大学側から案内状が届きます。推薦人はその案内状に記載されたURLへ飛んでいただき、ワードもしくはPDF形式で用意した推薦状を送付するという仕組みです。
バークリーでは2名分の申請書が必要です。一人目はOne Academic/Professional Letterと呼ばれる、いわゆる先生や師匠、会社の上司など何かしらの教育機関、組織に属する人から書いてもらうものです。他の分野の推薦状なら学校の先生に書いてもらうのが普通ですが、音楽系ですと学校よりはるかに長い付き合いのある先生や職場の上司がいらっしゃる場合もあるので自分をよく知ってくれている人を選べばよいと思います。私の場合、最初は高校の先生にお願いするつもりだったのですが、学校側がEメールでのやり取りが禁止だった為学生時代から約八年間お世話になっている英会話教室の事務の先生にお願いしました。(機関と言えば機関ではあるものの果たして英会話教室の先生で推薦状が通るか少々不安がありましたが、無事通過できたので杞憂に終わって良かったです。)しかも英語が出来るので依頼するのも気が楽でした。
もう一人目は、One Personal Letterと呼ばれるいわゆる友人枠です。学校の友人、会社の友人、クラブの友人など家族以外なら誰でもOK!ただし英語が出来る方を選んだ方が良いです。またはその方が個人で翻訳・校正サービスを利用していただくのなら問題ないかと。私の場合は高校時代からの友人にコロナが落ち着いたら食事に行くという約束でお願いしました(笑)本当に運よく、互いに通っていた高校のコースが(話せる話せないはともかく)英語コースかつ彼女は帰国子女であったのでもう焼肉でも何でもおごるつもりです。(推薦状の内容をダブルチェックした際、私の良い性格も悪い性格も嘘偽りなさすぎに書かれていたので赤面と冷や汗でダラダラになりましたが)
以上が推薦状についての記事でした。環境に随分と助けられた自身が言ってもデカい石が投げられるだけですが、外部のサービスを利用する前提であれば推薦人の英語力は問題ないと思いますので、自分自身をよく見てくれている2名を是非選んでくださいね。
(追記)
そういえば、申請書の仮提出後、大学側からのEメールが推薦人の元へ届かない事件が数度発生しました。その場合はApplicant Portal画面の右側のCheck Listの中に赤い×印のRecommendationのボックスが表示されていると思うので、クリックして案内状をこちらから再送することが出来ます。また、同じ要領で推薦人の変更も可能です。
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