先生:Mark Zaleski
1 - Introductions, Resources, and Rhythm
2 - Melody and Tonality
3 - Intervals, Scales, and Keys
4 - Triads - Building Upon Intervals
5 - Chords in Motion
6 - Minor Key
7 - 7th Chords and Voice-Leading
8 - Writing for Drums and Bass
9 - Major Key Chord Scales
10 - Modal Interchange
11 - Musical Composition Applied
12 - Blues
課題図書、受講条件
とくになし
今までの2年間で基礎科目が終わりましたので、いよいよこれから専攻した「映画・ドラマ・ゲームのための作曲」に焦点を当てた単元になってきます。下記はその中でも特にコアとなる単元で、全てを受講しなくてはいけません。

うわぁ……(心の声)
という訳で、今後2単元(コース)ずつ受講する未来を考えると一番難しく時間がかかりそうなものを今年度中に制覇する必要があり、ついに音楽理論に手を伸ばしました。前提として私はこれまでの作曲はほぼ耳と勘と経験頼りであり、音楽理論の「り」の字も身に染みておりませんでした。加えて作曲については独学で来たのでいわゆる先生といったコネもなく。そのためかつて日本の音大に落ちたわけですが?(トラウマ)一方アメリカの(音楽)大学は入学前に譜面の書き方や、理論などの専門を知らなくても入学後の授業の中で教えてくれるありがたいところです。機会は最低でも一回平等に与える国U.S. そこから這い上がるのは自分次第……
震える身体で受講しましたが、やっぱり優しい!!!!わかりやすい!!!!
上記の章タイトルを見て分かる人はわかると思うのですが、音楽理論1は本当の基礎の基礎を教えてくれる単元で下記を中心に学びました。
-スケール
-調
-度数(3,5,7あたり)
-トライアド
-7thコード
-長調と短調
-モーダルインターチェンジ
-ドラム譜の書き方
今まで私が耳で覚えていたものにはちゃんと名前があり、掟があり、そして周りの作曲家はそれをわかってて曲に組み入れているという個人的衝撃案件。え……みんな……ドミナントコードとか知ってて、え……モーダルインターチェンジや教会旋法で音を変えて……え……第3音を重複させちゃいけないとか初耳なんだが?
また今までのレッスンの返答はテキストスタイルだったのですが、音楽理論、特に1のマーク先生は毎週の課題提出後の評価を全てビデオで収めてくれました。そのため間違えていた音があればそれを彼はピアノで弾いて「違うよね」とか「こっちのコードを使った方が自然じゃない?」等とてもわかりやすいフィードバックを届けてくれるので理解を一層深めることが出来ました。しかし何と言ってもネイティブの中でも早口な先生だったので、リスニングにも必死になりましたね。ちなみに彼はサックス奏者でもあり下記の動画を先生のために宣伝しておきます。先生の家でライブレッスン中、背後に揺りかごがあってお子様が揺ら揺らされているのほっこりした。
この単元を終えて今まで自作していた曲を聞くと、なるほど確かに私は7thコードの概念すら知らなかったのですべてがトライアドで完結している……あと音楽理論1では全課題手書きでの譜面提出が必須だったので、採譜スキルも高まりました。まだ「音符が書ける」程度の者ですが、理論シリーズを完結させたら同じく必須科目のSibelius(or Finale)を受講しようと思います。
我々はオンライン過程の生徒なので、課題以外の自己紹介セッションやディスカッションを通して周りの生徒と交流することになるのですが、元々バーの経営者で音楽ゲストとの会話を広げるためにこのコースを受講した、とか。退役して元々聞き専だったけど音楽の趣味を深めるために受講したとか。バレェダンサーだけど作曲家に転向したいから入学したという話を聞くと、やっぱり私と同様ガチガチ音楽畑出身という生徒ばかりではないようで、耳から入ったタイプや興味本位で理論に手を伸ばす生徒も一定数いてとても安心したのを覚えています。知りたいと思った時に年齢や目的関係なく学べる環境や学校が良いですね。毎週の手書き譜面は腱鞘炎になりそうでしたが 笑
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