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前置き
バークリー音楽大学とは?というのは割愛しまして、ほかの音楽大学との違いだけをあげるとするならば、その他の大学が主に古典~近代のクラシック音楽を中心に、かつ個人の技術の育成と強化に重きを置いているのに対し、バークリーでは近代~現代音楽にかけてのエリアに絞り、映画やゲームまたはレコード会社などに向けた商業音楽(大衆文化)をメインに勉強を行います。いわゆるいかに「売れる」音楽をつくるか、に焦点を当てているという所でしょうか。Music Business学科があったり全学科共通で著作権についてもしっかり触れるのもユニークな点かと思います。
でもう一つのユニークな点として、バークリー音楽大学では経済面や社会事情で米国での通学が出来ない生徒の為、正式に学士と修士が獲得できる通信教育課程が2002年より設立されております。講師陣や教育方法については通学過程とはさしたる違いはなく(*1)、これは私にとっては大変にありがたく願ってもない事でした。だって、アメリカの大学を奨学金なしの留学生が通った場合の資金なんて途方もなさすぎますし、事実バークリーの通学過程は滞在費も含めて1年間で1,000万円ですよ、ハハ。ちなみに通信過程は年々上がってはおりますが、4年間(学士)で約600~800万円です。決して安い費用ではありませんが、それ以上に、
日本にいながら業界の最前線で活躍する講師の講義を受講でき、頑張り次第では学士、修士も手に入れられて今後の活躍の幅が広がるし、自身の作る音楽の表現や技術も格段に上がる。
この機会はとても貴重だと私は考えております。では、次にこの通信課程で開かれているコースについて紹介したいと思います。
(*1)授与される学位についてですが、通学過程がBachelor of Music(音楽)に対し通信課程ではBachelor of Professional Studies(専門教育)となります。昨今の映像・音楽・ゲーム業界で募集される作曲家や編曲家の募集要項を確認した所、必須条件に記載されている内容はほぼ「音楽、もしくは同等の学位」と書かれているので、就職面において特にこの違いが障害になるようなことはないと思います。技術職はそれよりも今までの活動の方が重要視されるかと思いますので、学んでいる間も引き続き音楽活動は頑張っていきましょうー!
(追記) 2021秋より、通学過程で授与される学位がBachelor of Artsとなりました!
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