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前回、少し時間が出来るはずなのでコースの紹介をと思っておりましたら、あっという間にコース修了まで顔を出せませんでした。すみません涼風です。やはり数学は私にとって難しい教科でしたわ。と、言う訳で今回履修したコースの簡単な記録を残そうと思います!

Applied Mathematics for Musicians(OLMSC-130)
先生:Kevin Block-Schwenk

Lesson1 Basic Calculations and Operations
Lesson2 Percentages, TIme, and Handling Unusual Numbers
Lesson3 Expectations and Breaking Even
Lesson4 Proportions, Averages, and Rates of Change

Lesson5 Algebraic Systems and Expressing Numbers Appropriately
Midterm Exam
Lesson6 Exponents and Equal Temperament Tuning
Lesson7 Harmonic Series, Just Intonation and Pythagorean Tuning
Lesson8 Geometric Sequences and Financial Math

Lesson9 Evaluating Investments
Lesson10 Debt
Lesson11 Logarithms and Mathematical “Ear Training”
Lesson12 Decibels and Sound
Final Exam

上記が12週間のカリキュラムです。まず、バークリーでは専門教科のほかに一般教養の科目(General Education Courses)が必修であるのですが、その内のE.(Math/Science)で7つあるコースのうち4つを履修しなければなりません。選択肢少ない!
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で、Music Production 101(OLMSC-101)以外のコースを選択しようにも受講条件がこの数学を履修していること、と出てしまうので涼風は逃げられることも出来ず数学を受講した次第でございます。
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高校で数1/Aを完了しないまま卒業してしまった涼風ですが、最終的にどうだったかと言えば、何とかギリギリ理解が出来て「A」を取れたという感じです。本当何とかなって良かった……

前半は主に、ザ・数学といった形で対数(関数)、指数、割合の問題をひたすら解きました。テキストでは都度、これが音楽家にとってどう重要かという話も混ぜてくれて、この場合はチケットの売り上げ見込み数やサブスクリプションでのお客様の増加数などに繋がるよと言ったものでした。なるほど。

その後数週間はちょっと音楽的な数学に寄り、平均律、純正律、ピタゴラス音律での音の合わせ方、比率、計算方法を学びました。あとXXXHxは何の音?といった問題。弦楽器中心の人間だったので、例えば金管楽器の音の合わせ方とかAから始まらない調に調整するときには役立ちそうかなと。何とか今覚えている公式を忘れなければ……

そしてその後は個人的に大事そうな金融数学の勉強を行いました。ローンとか借金とか利息のお話ですね。契約金についてのお話も。うまい話に乗る前にまず本当に価値(メリット)があるのかどうかを計算しなさいと言った授業は、なかなか他の音大ではなさそうに思えたのでこれだけでも十分価値のある授業でした。

テストは中間と期末にそれぞれあり、グレードの比率は以下。
Assignments 52% There are 12 weekly assignments.
Your lowest 2 assignment grades are dropped when calculating your grade.
Each of the others is worth 5.2% of your final grade.
Midterm 20% An exam which happens at the end of week 5, covering all topics from the first 5 weeks.
Final exam 28% An exam which happens at the end of week 12, covering all topics from weeks 6 through 12.

毎週のレポートで50%、テストで50%でした。また、幸いにも、毎週のレポートの内得点の低い二つは除外されるので、私がとあるレポートで取ってしまった「F」や「C」が除外されたという喜び。dbの計算は私にはまだレベルが高かった。また、このコースでは教授ではない数学のコーチ(アシスタント)を予約して補修ができるサービスがあり、問題に躓いた時などは予約してコーチに教わっていた生徒もいました。私は元来の臆病さと英語で数学を教わるという難しさで受けませんでしたが…くぅ。

全体的に、苦手な数学であってもテキストをきちんと読めばレポートとテストは十分に受けられる。言い換えればとてもわかりやすくストンと落とし込めるテキストの素晴らしさ、プライベートコーチ付き、オンライン授業でさらにテキスト内容を理解できる。といった十分な内容でした。今回の先生は運よくこのテキストを作成した本人で、かつ猫を5匹飼っているということもあり謎の親近感が湧いてます。
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涼風ひさめ
涼風ひさめ

会社勤めの作曲家です。現在バークリー音楽大学(通信課程)の推定2年生。これからも楽しく幅広い音楽をつくっていきたい。猫とドラゴンに目がない。

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